※ 福島県福島市のそっりーぞ園 園長先生のお話をまとめたものです。
最後に先生のお言葉をそのまま掲載させていただきました。
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2013年4月
子供たち一人一人つけていたガラスバッジという個人線量計の結果が出た。
将来放射能の影響によるガンになる可能性は低いという事だった。
しかし、親の立場にたった時、本当に大丈夫だろうかという不安が払拭されない。
町の除染もほとんど進んでいない。
雨で流れていると言われているが、子どもが土を掘ったら、表面から下に流れた放射線がすぐ出てくる状態。
みんな休日には低線量の他県や、福島でも線量がない会津などに出掛けている様子。
福島市には室内遊び場が増えてきている。
外遊びを大丈夫と言っているのにあちこちに。
施設によっては午前中は幼稚園、保育園の団体用にしたり。
認可保育園は市のバスを借りて施設に行くことができるが許可外保育園の送迎はない。
福島の現実は、知らない人が多いのではないだろうか。。。
そっりーぞ園でもバスで福島の猪苗代や宮城などへ出かけ泊まってきたことがあった。
バスでの園外保育については震災時には
1才から未就学時の五人以上の活動に限り宿泊費1人5000円、
引率者1名のみ5000円が県の補助金からでた。
活動費は2000円。ただ0才は該当せず。
バスを借りるお金、運転手さんの宿泊費など他にもかかる費用は大きい。
保育園と保護者の話し合いの結果、子供たちを遊ばせてあげたい、そして親もリフレッシュになるということで補助金以外は園と保護者で負担して決行した。
皆おもいっきり外遊びをして空気を吸って楽しだそう。
保護者の皆さん同士も放射能の事で人には聞けなかった話なども相談できたとのこと。
認可保育園によっては支援金が入り、水・野菜・マスクのほか必要なものを購入できている。
震災後、園児数が減り閉園した園もある。
今も認可保育園に空きが出て認可外から転園している。
小さな保育園は運営すら大変な状況。
風評被害払拭に力を入れ地産地消に頑張っているが、特に福島市の地産地消はあり得えない。
行政の対応が遅れ、畑は表土除去する前に耕していた。そこに野菜を作って「10ベクレル出ない=食べなさい」と。今は学校給食にも出されている。
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「支援はお金や物だけではないです。確かに必要ではあります。自主避難だって経済的に困難になり今年度から戻り出した方もいると聞いてます。
でも、1番は温かい心ですね。私は"ともだちAHOさんぽのわプロジェクト"の皆さんに出逢ってしみじみと人との輪、繋がりが生きる力になる・大切なんだと感じる事が出来ました。
『生きる力』は私たちが子どもたちに必ず伝えなければいけない課題なのです。」
でも、1番は温かい心ですね。私は"ともだちAHOさんぽのわプロジェクト"の皆さんに出逢ってしみじみと人との輪、繋がりが生きる力になる・大切なんだと感じる事が出来ました。
『生きる力』は私たちが子どもたちに必ず伝えなければいけない課題なのです。」
園児9名(男児6名・女児3名) 職員4名(2013.4現在)
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